非効率の美しさ
前回から少し間が空いてしまいましたが、色々なメッセージありがとうございました。
ここで綴られる言葉たちは、半分以上自分にむけて書いているようなものだから、
それが誰かの何かに変わるのは不思議な感覚ですが、そうでこそブログの意味があると思うので、なんやかんや今後ともよろしくお願いします。
ちなみに「文章がやや固い」とのご指摘ありがとうございます。
誠実さの表れだと厳粛に受け止めたいと思います。
なので時々はふざけよう。はっぴー。
「ですます」も多いので、ある日を境にタメ口にしようかなと思います。
その時は
「コイツ急に馴れ馴れしくなりやがって調子にのってんな」
なんて思わないで!いや、思ってもいいからブログは読んで!(嘆願 / 必死)
ようやくあなたと友達になれた・くらいの感覚でお願いします・・・
さて
皆さん「不器用な事」は良いことですか、それとも悪いことですか?
(そもそも「いい」・「わるい」ことではない気がしますが。)
30を過ぎた辺りから、自分の中の価値観が明確に変わっていく感覚がありました。
欲張りなので、現状に満足したことなど、ただの一度もないけれど、
前はもっと、できること「だけ」が優れている・できないことは「すべて劣っている」と、
やはり頭のどこかに、それは鍋の底にこびり付いた焦げのように、しつこく張り付いていた感じでなんだかずっと気持ち悪いし。
自分に対しても人に対しても、ひとつのフィルターを通していたので、ある時それがとてもしんどいことに気づいたんです。
そのフィルターが、自分を守ってきたこともあるでしょうが、なんだか自分には合わなくて止めた。
そうしたら胸がすっとしてとても楽になったから、本当にそうしてよかった。はっぴー。
最近は『自分が幸せになることが結果まわりの幸せにつながる』思想なので、もう好き勝手やらせて頂いています。とてもいいぞ。ぜひお試しあれ!
この所、ビジネスの戦略として、非効率で美しいものを見つけ次第、手を出すようにしています。
一見遠回りのように見えるけど、人間臭くて結構好きです。 @兎と亀。
効率だけに特化しているモノ・コトは自分がする必要はないし、世の中それだけだと少し寂しい。
そもそも都市部のシステムを、地方にそのままはめこもうとするから歪になっているのに。
便利なことは本当に本当にすごいことです。でも、それが当たり前の世界は時々ぞっとします。
協力隊として関われたからこそ、気づけたこと。
ひとことで表すには難しいですが、少なくとも株式会社SYONはそんな企業であり続けたいと、心からそう思うんです。
そんな部分もちゃんとある世界は美しくて、自分にも他人に対しても優しくいれるから。
平和ぼけした考えなのは重々承知していますが、これからも綺麗事を言い続けますよ。
ひとりひとりの環境や境遇なんて違うので、比べてもネガティブかな、と。
世の中はいま、「〜すれば成功する!」「こうすべき!あるべき!」...
そんなビーム光線が上空をひっきりなしに飛び交っています。
まるで椎名誠さんが書いた「アド・バード」の世界の生きている人がいない機械都市。
時々疲れて逃げ出したくなる。
非効率の中にある、ひとつの愛おしさを抱えて進みます。
『ビジネスの戦略』なんてちょっとかっこつけたけど、
美しさに捕らわれたまま不器用に進みたい。
笑われたっていいや。