【起業を考えているあなたへ】地域おこし協力隊はほんとうに起業するべきか
タイトルはこれまで数多く問われてきた一つのテーマだと思いますが、
わたしも少しだけ記そうと思います。
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協力隊として着任してから8ヶ月と少し。
本当にあっという間の毎日です。
やはり3年期限の短さをすでに感じています。
(早くに先輩から何度となく伝えてもらえたのがよかった)
2月に着任して2週間ほど経つと、自分自身の時間の流れと
職場の流れにはかなりの差がある事を感じ始めました。
それは着任前から想像していた以上のものです。
これは時間がないな、と、3月の頭から起業準備を始め、
4月始めに友人と会社を創設しました。
(会社を創るのにもお金が必要です。自分たちの場合は30万円ほどでした。この費用も、協力隊の給料だけで準備するのは結構きついと思うので、生業を考えている方は、まず個人事業でスタートする方法もアリだと思います。ちなみにだれかと協働でする場合はのちのち揉めないよう最初にしっかり話し合ってください)
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創った会社は
株式会社SYON / 詩音
事業内容は ○珈琲の出張販売(マルシェ・個人宅・企業内)・通信販売・店舗への卸
○絵画教室
○それに付随する事業
最近の動向は↓か、このブログ記事内で
先に容れ物から創った形ですね。
最初からいきなり利益が出ないことを前職で経験していたので、
今年の春は「事業は動き出すまでとにかく時間がかかる」の意識ばかりでした。
なにせ起業すること自体がゴールでは全然ないから。
(会社ともなると税金のことから何から新しい知識が必要ですしとにかく大変なんだぜ)
ただ、珈琲事業自体は去年の11月から始めていたので、この部門は今までよりも
しっかりとした運営にできる様、友人と話し合いを重ねて来ました。
協力隊という立場上、色々な人と会う機会が増えたので、自己紹介の時に相手にちゃんと伝わるように
「いま、自分が何をしていて、これから何をしたいのか」をどう話すか
繰り返し練習したり。
その中で興味を持ってくれる方と、少しずつ繋がり始めました。
「珈琲淹れにきて」「今度マルシェがあるんだけど出店しない?」
「うちの店で珈琲出さない?」・・・・・・
地域の皆さんに支えられています。
わたしは今、平日昼間は協力隊の活動を行い
平日夜と週末は自分の事業を行う日々を送っています。
おかげさまでかなーり忙しい日々ですが、人の縁に本当に
感謝して・感謝して・それでも感謝し尽くせない日々です。
残念ながらまだ恩返しできるような規模ではないので、素振りのように
トライ&エラーを繰り返して、「あの時ハマ君に声かけてよかった」って
言ってもらえるような存在になるのが今の目標。
それでも売上だけでいえば、もう協力隊の給料を越えています。
(利益はまた別の話)
安易な起業はまったくおすすめしませんが(基本、再就職したほうがいい)
まだ任期に時間があるのであれば試すこともできると思うのです。
もし今から起業を考えている方がいるなら一つだけ。
「利益をあげることから逃げない。ただし、決して自分たちだけ幸せになろうとしないこと」
以前このブログで「まず自分が幸せになること、結果それが周りを幸せにする」と
記しました。これは個人の目標として絶対に譲れないものですが、会社という生き物を
乗りこなすには決して忘れてはいけない理念だと考えています。
友人は繰り返し・繰り返し、こうわたしに言います。
「ハマさん、まず自分たちが損してお客様に喜んでもらおう。その後で得とろう。」
めちゃくちゃ身に染みる言葉です。
そしてすごい好きな言葉。
忘れないよう朝起きたらまずこう口にします。
「損して得とろう」
これって今だからできる事。
協力隊の時間を有効に使える。
「美味しい」って言ってもらえない珈琲は(嗜好品なので好みはあれど)
出したくない。
「絵を描くって楽しい!」そう言ってもらえる教室で在りつづけたい。
とにかく自分の気持ちに正直にやりたい!
まだ生きていたいのでちゃんと利益は上げますけ!ど!ね!
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いま新たに、一緒にビジネスをしたい仲間(協力隊)達がいます。
5市協力隊共同運営サイト
嘉麻 日本酒女子
八女 @Tatsus1988
うきは @やぐー
筑後 @kiritohama
大牟田 @tobyavas
今まで人間関係を疎かにしてきた自分にとって、
本当に大切にしたい縁です。(全員移住担当)
「あの時ハマさんに声かけてよかった」って思ってほしいから。
より具体的に形にします。
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今回この文を書くきっかけとなった、元隊員でもある凄い先輩、西塔大海さんの
インタビュー記事です↓(掲載許可快く頂きました。ほんとうにありがとうございます!)
かなり読み応えのある文章ですので、こちらもぜひご覧ください!
西塔さんは地域おこし協力隊のサポートもされているエキスパート。
とっても話やすい方です。
協力隊の活動はとても悩みの多い活動ですから
隊員の方はささいな事でも、一度ご相談してみる事をおすすめします。
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最後に、協力隊ってなんだか「起業」しなければいけない空気感が正直あります。
でも自分の人生なので、自分のやりたいようにチャレンジした方が絶対に楽しい。
それが「起業」でも「小商い」でも「復業」でも「就職」でもいい。
みんな環境も状況もミッションも全然違うし、正解がない。
(わたしはたまたま「起業」を今は選択し、試行錯誤の日々ですが)
地域おこし協力隊はほんとうに起業すべきか?
あなたへ届けたくて思わず綴りましたが、結果自分の気持ちに
跳ね返って来ました。
記せて良かった。